http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20080201-OHT1T00088.htm
ビッグコミック・オリジナル(小学館)で35年にわたって連載中の長寿漫画「あぶさん」の主人公、ソフトバンク・景浦安武外野手(61)が、今季限りで引退する意向を固めていることが31日、分かった。後見人(原作者)の水島新司さん(68)が明かしたもので、今季は代打に専念し、巨人と日本シリーズを争う“有終の美”を夢想している。

 あの“酒仙打者”がついに―。漫画の世界とはいえ、プロ野球ファンに35年間、愛され続けている景浦安武こと「あぶさん」。72年の南海入団から、ホークス一筋で、36回目のキャンプインを迎えた。「みなさん、年を忘れて読んでくれてますが、そろそろというところに来ているのは確か」という水島新司氏が景浦安武の心情を代弁する。

 「実は、昨年の開幕から『今年で終わろうか』と考えてました。あの男はもう還暦を超えてるんです。4割を置き土産にユニホームを脱いでもいいかなと思って描いた」が、ソフトバンクは3年連続でプレーオフで優勝を逃す屈辱を味わい、王監督は続投を表明した。

 「やっぱり、あぶさんにとってホークスの存在よりも、水島にとって王さんの存在は漫画を超えたものがある。今年はもう1年やる。王さんへのお礼奉公ですよ」94年オフの王監督就任以来、水島氏は、ダイエーの故・中内功氏、ソフトバンクの孫正義氏の歴代オーナーに「王さんが辞めると言うまで手放しちゃいけない」と進言。王監督にも「ご自分から辞めると言わないでくれ」と言い続けてきた。「王さんの意思でどうのこうの言える王貞治じゃなくなってますよ。これは、あぶさんにもいえる」

 連載16年目で南海がダイエーに身売り。「公私混同して泣きました。連載も終わろうかと一度は考えた。でも、編集部や水島が勝手に終わるという作品ではなくなっていた。もう行くとこまで行こうと」福岡に行くと1年目から観衆100万人突破。そして日本初の開閉式ドーム球場が誕生。「身売り、ドーム化は漫画でもなかなかできない。それが主人公の球団で起きた。事実は小説、漫画よりも奇なりですよ」さらに、あぶさんの長男・景虎をドラフトで、近鉄に入団させると「今度は合併ですよ。分配ドラフトでオリックスですよ。パ・リーグは面白い。田中(楽天)も中田(日本ハム)も来た」南海最後の選手となった巨人・大道典嘉外野手(38)にも注目。ソフトバンクと巨人の日本シリーズを予想する。

 さて、あぶさんの引き際は…。「今年1年は原点に戻って代打専門です。今シーズンをもって一度ユニホームを脱ごうと思うが、コーチとして残るのか、完全に脱ぐのかは迷ってる。他球団に行くのもひとつの手だが、飲んべえの景浦の人間性は外の世界へ出すのも面白い」と発想は尽きず、連載は終わりそうもない。



61ですかあぶさん・・・

巨人との日本シリーズよりも阪神との日本シリーズで最後に虎と親子対決ってのもよいのでわ!!

コメント

nophoto
eisin
2008年2月2日12:18

あぶさんはメジャーへ行くのかと思ってました。w

スーパーサイヤ人化してから私は読んでいないです。大昔の南海当時の雰囲気は好きだったんですけどね。

かんぞう
かんぞう
2008年2月3日22:27

かんぞうはロッテ落合と代打だけでHR王争いしてたのが印象的ですわ